400件記念座談会
ニーナ「みんな、ちゅうも〜く! みんなのアイドルことぷりてぃ〜ニーナちゃんだよ〜!」
ファルカス(以下ファル)「ど、どうした? いやにハイテンションだな……?」
サーラ「3ヶ月ぶりだから、かな? かな?」
ニーナ「違うよ、今日は――って、サーラさん、なんなの、その口癖!?」
サーラ「え? 口癖?」
ニーナ「まさか、本人無意識……?」
ファル「いま、『ひぐらし』にはまってるらしいからな、作者。ついでに言うなら、冒頭のお前のセリフだって、いま作者の再読している『乃木坂春香の秘密』のとあるキャラに感化されているんだぞ」
ニーナ「創造者と被創造者の関係性って恐ろしい……。まあ、それはともかくとして。今日はゲストを呼んでいるんだよ」
???「は〜い、マルツで〜す」
ニーナ「キミじゃないっ!」
マルツ「ぶわっ!?」
ファル「なにもグーで殴り飛ばさんでも……」
サーラ「で、ゲストって誰? 『スペリオル』のドローアさんとか?」
ニーナ「サーラさん、もう少し弟子の心配をしてあげようよ……」
???「ゲストというのは僕たちです」
??「座談会に出るのは初めてね、わたしたち」
ファル「…………。どなた?」
ニーナ「『ドラクエV二次』の主人公とヒロインさんで〜す」
???「どうも、アレルといいます」
??「アレルの妻ことリザです」
アレル「サラッとなにを!?」
リザ「アレルこそなにを驚いてるの?」
アレル「いつリザが僕の、その……」
ファル「……あー、イチャつくのは別のところでやってくれ……」
アレル「べ、別にイチャついてるわけじゃないですよぉ!」
ニーナ「まったく、同作品の主人公とヒロインが揃うとこれだから……。あ。ねえ、サーラさん。サーラさんもイチャつけば? せっかくだし」
サーラ「な、なに言ってるの! ニーナちゃん! それよりも自己紹介自己紹介!」
〜自己紹介タイム〜
ニーナ「さて、自己紹介も終わったところで。あ、本当はね、これにプラスして『ザ・スペリオル』から『カオス』って人を、『ドラクエV二次』から『メフィスト・フェレス』って人を呼ぼうと思ったんだ。でもなんか妨害? が入っちゃって、呼べなかった」
ファル「なんだ、その『妨害?』ってあやふやな感じは……。しかし『カオス』って裏世界のあの『カオス』のことだよな?」
ニーナ「そうだよ」
マルツ「なんで呼べなかったんです?」
ニーナ「さあ?」
ファル「『さあ?』って……。……いや、別に会ってみたいわけじゃないからいいけどさ」
ニーナ「じゃあそろそろお便りのコーナー!」
ファル「ねえよ! お便り来てねえよ!」
ニーナ「『なんでサーラもリザも一度も怪我をしていないのですか?』だって。はい、サーラさん」
サーラ「え、わたしが答えるの!? え、えと、言われてみれば、なんでだろ……? リザちゃん、わかる?」
リザ「もちろんヒロインだから、よ。『ヒロイン、傷つかない。美人になれる』ってね」
アレル「『インディアン、嘘つかない。良い子になれる』のパロ?」
マルツ「というか、それ、誰からのお便りなんですか? ニーナさん」
ニーナ「本名は書いてないよ。P.N.は『虚無の魔女』さんってなってるけど」
ファル「……なるほど、アイツからか。確かにアイツ、本編では割としょっちゅう怪我してたな」
マルツ「不公平だって言われても、文句言えないでしょうね……」
ニーナ「さて、次のコーナーはこれ! 『もしヒロインを交代したら!?』」
ファル「いや、それをやるのは無理が……。いや、待てよ。そういや同年齢なのか、サーラとこいつ」
リザ「初対面の女の子を指差して『こいつ』って……。でもまあ、そうね。同じ16歳。正確にはわたしのほうが少しだけ先に生まれてるけど」
ニーナ「さあ、最後のコーナー!」
ファル「コーナー締めるの早っ! せめてもう少し考えさせろよ!」
マルツ「あれ以上想像が膨らむんですか? ファルカスさん?」
ファル「それは……、…………」
サーラ「わたしがアレルくんとパートナー組むって、ちょっと考えられないしね」
アレル「(ちょっと想像してみて)ああ、なんかいまより旅が2割ほど平穏になりそう……」
リザ「ア〜レ〜ル〜?」
ファル「やめとけやめとけ。その代わり旅程を大幅に狂わされるぞ。サーラには放浪癖があるから。オレがこいつと旅できてるのは、オレの旅に目的地がないから、だからな」
マルツ「確かに目的のある旅は、師匠にはちょっと苦痛でしょうね。場合によっては目的地と正反対のほうに行っちゃう人ですから」
サーラ「好き勝手言ってるね、二人とも」
ファル「あ、あ〜……、でもまあ、確かに穏やかな旅にはなってるよな。事件に巻き込まれたりしない限りは。それとオレはやっぱりリザとの旅は勘弁願いたいな。ぎゃあぎゃあとうるさい旅になりそうだ」
リザ「にぎやかって言いなさいよね!」
アレル「でも、なんだかんだでリザは頼りになるし、うん、やっぱり交代は僕も勘弁願いたいかな」
ファル「いや待て。サーラだって頼りにはなるぞ。普段はほややんな性格だから頼りなさげに見えるだけで」
ニーナ「はいはい、そこ〜。嫁自慢はいいから、最後のコーナーいくよ〜」
リザ「交代は勘弁って、その本音は頼りになる云々じゃなくて愛ゆえに、よね! アレル!」
アレル「うわっ! 抱きつくなって! リザ!」
ファル「お〜い、イチャつくな〜、そこ〜」
マルツ「ファルカスさん、羨ましいんじゃないんですか? 本当は」
ファル「…………。どつくぞ、マルツ」
マルツ「し、静かに笑顔で言わないでくださいよぉ〜。怒鳴られるより怖い……」
サーラ「え、なになに? 羨ましいの? ファル?」
マルツ「あ、師匠が『からかいモード』に入った」
ニーナ「最後のコーナーいくよっ!!」
全員「はい……」
ニーナ「まったく……。えっと、最後のコーナーはね、『僕の! わたしの! キメてやるぜ勝利ゼリフ!!』」
ファル「えっと……?」
ニーナ「ほら、よくあるでしょ? 『これなら満点だな!』とか『オレの剣もなかなかだろ?』とかの勝利ゼリフ。あれをみんなも考えてみようってこと」
サーラ「『生きてさえいれば神さまだって殺してみせる!』とか?」
ニーナ「う〜ん、ちょっと違うかな。それと突っ込まないよ、突っ込まないからね、パロやっても」
マルツ「それにしても師匠、今日はよくパロをやりますね〜。さて、僕はどんなのがいいかな……」
ニーナ「あ、マルツくんのはいらない。」
マルツ「酷っ! ニーナさん、酷っ!!」
ニーナ「なんだかんだでキミは主役キャラじゃないんだよ。それはちゃんと自覚しておかないと」
マルツ「しくしく……」
アレル「僕は誰にも負けない。父さんを見つけだすまで――」
ファル「いきなりなにを!?」
ニーナ「いいとは思うけど、長いのが玉にキズだね」
サーラ「あ、いまの勝利ゼリフだったんだ……」
ファル「さて、そろそろ真面目に考えるかな……。……そうだな、『後悔なら地獄でするんだな!』とか?」
ニーナ「さすがファルカスくん!」
ファル「いやいや、それほどでも」
ニーナ「すごく悪人っぽい表情だったよ! さすが裏世界の元幹部!」
ファル「そっちかよ!」
リザ「『わたしたちの蜜月を邪魔するからよ!』とかね」
アレル「蜜月って! それにそのセリフ、『アリアハン王立アカデミー』に居た頃に言ってたことあったよね!?」
ファル「…………。仲いいな、あの二人」
マルツ「師匠とファルカスさんじゃ、ああは出来ませんもんね……」
アレル「え、ちょ!? なんか誤解されてる!?」
サーラ「『月に代わってお仕置きよ!』なんてのはどうかな?」
ファル「セーラー○ーン!!」
マルツ「パロ、ここに極まれりって感じですね! 師匠!!」
サーラ「あ、ダメ?」
ニーナ「うん、さすがに」
サーラ「う〜ん、じゃあ……。『足りぬッ! 血が足りぬッ!』とかは?」
ファル「却下あぁぁっ!!」
サーラ「これもダメなんだ……。だったら、『相手が悪かったわね!』とか『よるんじゃねぇ、ザコどもが!』とか『死にたくねぇ、だ!? ふざけんなクズが!』とかは?」
マルツ「師匠がどんどん壊れていくうぅぅっ!!」
サーラ「じゃあこれで! 『やったぁ!』」
ファル「普通っ!!」
ニーナ「さんざん引っ張っておいてそれ!? 普通すぎるよ! サーラさん! もっとこうアグレッシブでエキサイティングな……そう、『足を舐めなさい、駄犬!』とか」
ファル「お前も煽るなあぁぁぁっ!」
サーラ「あ、そろそろ終わりの時間だね」
ニーナ「なんか、いつの間にか主導権がサーラさんに……? 相変わらずあなどれない人だなぁ……」
マルツ「なんか今回は『ずっとサーラのターン!』みたいな感じでしたね、後半」
アレル「僕たちが出た意味もあまりなかった気がするし……」
リザ「言われてみればそうね。まあ、わたしはアレルと一緒に居られればそれでいいけど♪」
ニーナ「いやいや、本当は二人のラブラブっぷりを見せつけて、ファルカスくんとサーラさんにもイチャついてもらおうと思ってたんだよ」
リザ「あ、それじゃいまはわたしたちを呼んでも無理よ。だっていまアレルはツンの状態だもの」
アレル「ツン!? 僕、いまツンなの!?」
リザ「基本、デレるのは『アレフガルド』に行ってから、なのよね」
ニーナ「そうなんだ〜。じゃあ、またそのときに呼ぶとするよ〜」
マルツ「その頃には師匠たちもラブラブになってますかね〜?」
ニーナ「なんだかんだで恋の障害がない二人だからね。少しずつ、ゆっくりとだけど、きっとなってるよ」
リザ「わたしのほうにはあるのよね、恋の障害……」
ニーナ「え? そうなの? 詳しく聞かせて聞かせて!」
ファル「ニーナもなんだかんだで女なんだな。恋愛の話がかなり好きとみえる……」
サーラ「それじゃあ皆さん、またね〜」
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